住職紹介

浄光山妙源寺の第二十九世住職を務めております
「飯島 啓明(いいじまけいみょう)」と申します。
生まれ育ちはお寺のある昭和町西条で、
昭和町の歴史と同じ時代を生きて参りました。
僧侶という立場ではありますが、
この娑婆世界、混沌とした現代を生きる一人として決して奢ることなく、
皆様と共に悩み・悦びを分かち合う切っ掛けのご縁がございましたら幸いです。
また、昨今の世間における先祖供養などのライフスタイルの変化を鑑み、
当山では新たな営みとして、現代の生活に即した永代供養施設
「ふじみどう」や「ゆうあいぼ」を建立いたしました。
日頃から老若男女を問わない、広く門戸の開かれた、
皆様の身近な「おてら」だと感じてもらえればと思います。
妙源寺の歴史

日蓮宗中本山の裏身延・妙了寺の末寺であり、本尊を十界曼荼羅としております。
建久九年(一一九八)、武田信義の五男、石和五郎信光の臣、
安藤次郎親衛により創立いたしました。
元は真言宗でありましたが、天文十八年(一五四九)武田の臣の手により、
日蓮宗へと改宗されました。
開山は泉応坊日浄上人で、今日で二十九世を迎えております。
檀信徒は昭和町内を始め近隣の地域に多く点在しております。
境内の七面堂、本尊七面天女が(一七〇九)に建立安置され、
宗祖日蓮聖人の追善供養塔・遠忌供養塔が時節ごとに建立されております。
尚、近くに甲斐源氏の祖、義清神社、
また数歩の地に若宮八幡神社がございます。
妙源寺の概要
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宗派:日蓮宗
日蓮聖人が信解体得した「妙法蓮華経」を信仰の要とする宗派です。
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総本山:身延山久遠寺
日蓮聖人が晩年庵を結び、門弟の教導に勤めた場所であり、御廟所でもある身延山に建てられた身延山久遠寺です。
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本尊:十界曼荼羅
釈尊の悟りを現した「法華経」の世界を文字で表した十界曼荼羅を、仏像で表現した一塔両尊四士乃至文殊・普賢・四天王・不動・愛染等の諸尊です。
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教義:「妙法蓮華経」
大乗仏教において諸経の王と言われる妙法蓮華経を、日蓮聖人が信解体得した内容を五綱・三秘として現したものです。
御朱印
住職にお申し付けください。
心を込めて染筆させていただきます。
記念碑・像など
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明治五年学政に設置された
西条小学校跡地の記念碑 -
十五世紀初頭の
信仰形態を表した石幢
(昭和町指定文化財) -
慈母観音像 -
日蓮大聖人 立像
行事
四月 花まつり
四月八日は仏教の開祖であるお釈迦さまの誕生日です。
当山でも毎年、近隣の檀信徒や保育園児などをお招きして、甘茶を振る舞い、みんなで楽しく厳かにお祝いします。
六月 輪番給仕
輪番給仕とは、日蓮聖人のご遺命により身延に建てられた御廟を、六老僧がひと月ごとに交替で護持したことにはじまりました。
当山でもその伝統的な慣わしに倣い、毎年六月頃実施します。
八月 境内清掃
参拝者はもとよりご先祖様が安心できますよう、檀信徒の方々が定期的に清掃活動を行っております。
八月 御施餓鬼会法要
仏教では、食べ物などへの執着が強く、且つ他へ施す気持ちが無い者は餓鬼界へ墜ちると説かれています。
当山では例年八月第一週土曜日に法要を開催し、餓鬼界へ堕ちた霊への施し、並びに盂蘭盆に際してのご先祖様への供養を執り行います。
九月 七面大明神例大祭
法華経、及び法華経を基に修行する人の扶けとなるのが七面大明神と伝えられています。
日々、人間界でご修行をされている人々の心のリフレッシュになればと、毎年九月十九日(七面大明神のご縁日)に近い直前の土曜日にいわゆる加持祈禱を交えた祭典法要を開催しております。
毎月 お題目講
お寺といえばお経がつきものですね。
ですからなるべく難しいお話は避け、皆さんがわかりやすい譬え話を交えて、誰でも親しみやすく信仰に入り込めるよう努めております。
毎月十八日午後一時三十分に開催しています。